ライブドアショック渦中で
2005年7月以降、日経平均は7月の1万2000円台から1万6000円台にまで回復するなど、
日本経済の復活を象徴するかのような、株価上昇が続いていました。
株式市場は新規の個人投資家を大量に引き入れ賑わっており、
まるで1980年台後半のバブル景気時代を思い出させる状態でした。
このような時、ライブドアによる粉飾疑惑事件が発覚し、
新興市場銘柄の急落と株式市場全体の混乱を招いたのです。
ライブドアは1株数百円程度から売買できる魅力から多数の個人投資家を引き寄せていたこともあり、
同社への強制捜査は社会的現象として連日メディアで取り上げられました。
忘れもしない、2006年1月16日
仕事から戻って何気なくテレビを観ていると、ライブドア強制捜査!
あいた口がふさがりませんでした。
その日まで普通に取引されていて終値も702円
この時点でコバは40,800円の含み益がありました。
投資金額は含み益を入れて38万円
1月17日にはどうなったでしょうか?
ストップ安の592円! この日はライブドアショックと言われ、多くの株価が大暴落。
この1日でコバの損は66,000円、含み益がすべて飛びました。
さらに次の日の1月18日、多くの銘柄で投資家の売り注文が殺到し、
東証のシステムのサーバーの処理能力を超えてしまい一時取引停止。
ライブドアショックが事実上、東証の取引を停止させることになったのです。
もちろんこの日も大暴落。
ライブドアと関係ない銘柄までストップ安になる始末。
そんな「ライブドアショック」の中で渦中のライブドアはどうなっているのでしょうか?
東京証券取引所の西室社長は18日に行われた記者会見で、
ライブドアの粉飾決算疑惑報道について触れて
「規定に抵触するなら上場廃止を即日決定せざるを得ない」と発言。
上場廃止になれば株券は売買できなり紙くず同然。
ライブドア株は売り注文が殺到しますが、当然のごとく買い手は付かず売るに売れない状態。
売りたい人だらけで誰も買おうとしないので株価はストップ安張り付き。
コバも当然持ち株は売れないので、ただ資産が減ってゆくのを見守るしかありません。
さて、ここでライブドアショックからの株価の下落を追ってみましょう。(終値)
1/16 702円 東証の取引終了後にライブドア強制捜査のニュース
1/17 692円 ストップ安
1/18 596円 ストップ安
1/19 416円 ストップ安
1/20 336円 ストップ安、東証が「開示注意銘柄」に指定すると発表
1/23 256円 ストップ安、堀江社長逮捕
1/24 176円 ストップ安、監理ポストに割り当てられる
1/25 137円 -39円
1/26 113円 -24円 成行135円で売る(買値平均は634円)
凄まじい下げです。
6日連続のストップ安!
1/16には38万円だった資産は、1/26に売った時には、たったの81,000円。
もう一度言います、
10日間で38万円が 8万円です。
総資産が50万円しかないのに30万円も損を出すというのは死刑宣告です。
死ぬかと思いましたよ精神的に。
さらに、ライブドアショックを、より大きくしてしまったのが、
マネックス・ショック
2006年1月17日(火)の後場、
マネックス証券がライブドア株および
その関連会社の担保能力を予告なく「掛け目ゼロ」にしたのです。
そのため、
ライブドア株やその関連会社の株を代用有価証券として信用取引を行っていた投資家は、
追加証拠金を積むか「換金売り」を行う必要に迫られるのではと考え、売注文が増加しました。
この、前例のない「予告なしの担保能力変更措置」が引き起こした
狼狽売りや思惑売りが真の暴落の引き金であるとして、内外投資家や関係者からは
「ライブドア・ショック」ではなく、「マネックス・ショック」だとの批判の声も出ています。
そんなわけで、ライブドアショックとマネックスショックの
ダブルパンチを受けたコバのライブドア株は、
強制捜査の次の日からストップ安が続き、
持ち株を売ることすらできずライブドアで手持ち資金の64パーセントを失いました。
今回ライブドアの株主は22万人いたそうですが、株主は何も手を打つことができなかったでしょう。
ライブドア株を保有していたみなさんは運が悪かったですね。最悪です。
もし信用取引で追証でも発生していたら終わっていましたよ。
6日連続の寄付きなしのストップ安は、今考えても恐ろしい経験でした。
売るに売れず、資産がどんどん減っていき、
株に詳しくない妻からは「大丈夫?」と聞かれ、クールに装っていましたが、
心の中では、
「どうしよう・・どうしよう×100」
と繰り返していました。
今考えれば、とても貴重な経験ですが、
投資の恐ろしさを身をもって体験した6日間でした。

